ドルイドとは、自然の中に神々を見いだし、それらを崇拝する僧侶です。
多くのドルイドは、人里を離れ、森の中で生活し、自然について学び、 ときに人々に教えて暮らしています。
ドルイドは、同じ信仰や志に集まって暮らす者たちのなかで、 精神的なリーダーとしての役割を持ちます。
文明を否定し、 自然の中で暮らすことを強要する過激なドルイドもたまにいますが、 基本的に平和主義であり、争いを好みません。 すべての生命を慈しみ、尊んでいるからです。
しかし、自分の住む森を守るために力を振るうことはためらいません。
草木を傷つける者に対しての注意を聞き入れられないときにも、 それなりの報いを与えようとするでしょう。
生きていく上での狩猟や採取は認めていますが、 それもその森のバランスを越えるようなことは決してしません。
冒険者の中にも、 自分の森を失ってさまようドルイドがいることもあります。
冒険者となっても、彼らは金属加工された武具を好みません。
森の守護者としての役割をもつドルイドは、 森に住む幻獣や精霊といった、 特殊な存在とも心を通わせることがあります。
つまり、ドルイドを怒らせるということは、 それらをも敵に回すということになるでしょう。
ドルイドには、自然由来の力を借りた魔法を使うことの出来る者もいるようです。 たとえば木々や草花に宿る精霊の召還術や、森に宿るマナ限定で操る、 といった具合にです。