あなたがたに将来を与え、希望を与えよう

ビショップ

ビショップとは司教ともいい、高位にある神官、僧職の呼び名です。プリーストよりも上級の位であり、より堅固な信心と品行、徳に優れた者だけが任命されます。当然のことながら、教団内においてもより大きな責任と権限を所有することになります。

ビショップには司式時に着席する椅子や専用の冠や杖を持つことを許され、典礼などにおいては荘厳な衣装に身を包みます。普段は他の聖務者同様の平服で過ごすようです。この平服は色によって階位が決められていることが多いようですが、このあたりは教団によって細かな違いがあるでしょう。

ビショップの仕事は教区の総括や教団の運営へのさらなる関わりです。また、アコライトやプリーストの叙階も行っています。さらに、大きな都市の寺院・教会の総責任者となったり、高い身分に属する人々などの冠婚葬祭をとりしきるのも、ビショップであることが多いようです。

神聖魔法の使い手としては、ビショップはプリーストクラスでは使えないような強力な奇跡の魔法を操ることができるとされています。体を蝕む毒を清め、呪いを解き、死者の魂にすら影響をおよぼすほどです。それなら、危険と困難に満ちた冒険にはさぞ役に立つであろう、というと実はそうでもありません。

なぜなら、彼らビショップの位を持つ者は、修行や勉学、さらに政治的な能力を磨くことに忙しく、冒険の旅どころではないからです。

そのためでしょうか、司教が主役級で物語に顔を出すことはほとんどなく、多くは依頼主や冒険を手助けしてくれる人物といった脇役としての機会しか与えられていません。

少し変わったところでは、教団が画策する陰謀の黒幕として登場するくらいでしょう。しかしこれはやっかいです。前述したとおり、その権力を持って手勢を集めることが可能ですし、ビショップ自身も強力な神聖魔法を駆使して戦うでしょう。もしかすると、神官戦士としての訓練も続けているかも知れません。また、陰謀の証拠をつかむまでは、人々はならず者の冒険者よりもビショップの言葉を信じることでしょう。

こうした悪役としてのビショップと関わると大変な目に遭うかもしれませんが、そうではなく、もし冒険の仲間として一緒に旅をしてくれるなら、これほど頼もしい者はいません。その場合、彼自身によっぽどの事情や目的があるはずですが、困難な旅も深い信仰によって神々の加護を約束してくれるでしょう。


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