旅の危険から身を守るのは鎧だけではないぞ

冒険者の服装

ファンタジー世界に住む人々の服装は、身分や職業、住んでいる地域によって様々です。たとえば、あちこちをうろつき回る冒険者や旅人はできるだけ丈夫で、できれば乾きやすい服を選びます。

旅装束としておなじみのフードつきのマントやコートは、寒さだけでなく、暑さからも身を守ることができるので重宝されています。とくに戦士たちは、金属の鎧甲冑を身につけたまま旅をすることがあるので、真夏の日光や真冬の外気に金属部分を晒さないようにするためもあり、鎧の上からマントやコートを羽織っています。

魔法使いたちは、精霊などが金属を嫌っていたり、魔法の発動に必要な体の動きが阻害されてしまうため、という理由で甲冑を着込む機会はあまり多くありません。

彼らの多くは、旅装束の上にゆったりとしたローブをまとっています。このローブは魔力を高める効果があったり、魔術師ギルドで支給された物、といった場合が多いようです。多いのは旅用に頑丈につくった魔術師用のローブを着て、革鎧などの軽い鎧を身につける、といったところでしょうか。

盗賊や斥候を任とする者たちは、とくに動きやすい服装をしています。音の立たないように体にぴったりと合ったものを選びます。靴の裏に毛皮を張りつける工夫をする者もいるようです。

レンジャーやハンターなどは、動物を狩ることが多いため、それらから得られた革製の服を着ることも多くあります。彼らもシーフ同様、音を立てないタイプの服を選ぶでしょう。

神官たちは、信教によってさまざまです。戦の神に仕えるものならば、戦士とさほど変わらぬ格好をしているでしょう。それがドルイド僧のように自然崇拝に近ければ、生地なりの簡素な衣を身につけているでしょう。ドルイドたちは草木染めならともかく、薬品などを用いるような染め物はしないようです。

種別
用語/装備/防具
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