ノームは、ドワーフによく似た姿の妖精で、土の精霊としても登場することもあります。
彼らは地中を自在に動き回り、穴を掘ったりする必要がなく、いつでも好きなときに姿を隠し、また好きなときに現れたりするようです。
しかしこれは、自然の土が露出した場所に限られているようで、土壁や自然の岩壁は通り抜けられますが、加工された石材を使った壁などは無理というわけです。土の精霊としての姿でしょう。
また、土や石ころ、砂などを自在に操ることができ、突然飛んできた石つぶてでケガをしたり、足下に開いた穴によってこけてしまったりと、ノームの仕業と思われる現象に遭遇する旅人も多くいます。
妖精としてのノームは、やはりドワーフに似た小人で老人の姿をしています。手先が器用で賢く、大地に属する種族全般に言えることですが、体も頑丈で生命力に満ちあふれた存在です。