カイト・シールドとは、逆三角形を長く引き延ばしたような形状の盾で、主に騎兵が用いた盾を指します。
縦の長さが30~40cm、横の幅がだいたい100cm未満ほどで、腕に固定するための革帯と吊り紐が備えられています。
カイト・シールドの形状は、騎乗した兵の無防備な足下を防護するためのものです。騎兵に使われることが多いため、ナイト・シールドとも呼ばれることがあります。まれに菱形に近いものなどもありますが、使用法などに差異はありません。
騎乗して戦う機会があるのならば、選択肢のなかに入れておくべき盾といえるでしょう。
カイト・シールドの名前は、西洋の凧に似ているからだといわれています。
騎兵が好んで用いた盾は他にもヒーター・シールドがあります。両者はほぼおなじようなものですが、騎兵が使う長いものをカイト・シールドと呼び、歩兵にも使えるように少し短めのものをヒーター・シールドと呼ぶこともあります。