布地に鉄の薄板を縫いつけた鎧

ラメラー・アーマー

ラメラー・アーマーとは、布や革などの下地に長方形の鉄の薄板を縫いつけた鎧です。スケール・アーマーの鉄片は、鱗が重なるように一点で留めてあるだけなのに対して、こちらは鉄片の上下をしっかりと固定しています。この違いから、防御効果はやや劣るものの、運動性は向上しています。

この鎧もスケール・アーマー、リング・アーマーなどと同様、駆け出しの冒険者や下級騎士や戦士たちが身につけることが多いようです。造りが簡単なだけ、安価で手に入りやすいのでしょう。

ラメラー・アーマーなどは、プレート・アーマーなどと比べるとその存在価値は薄れてしまいます。しかし、重厚な鎧を着ることの少ない地域などでは十分に第一線で活躍するでしょう。また、下地には革鎧などが用いられますが、それをチェイン・メイルに変えて加工すれば、防御効果は期待できるはずです。見た目として調和が取れるかどうかはわかりませんが。

金属鎧を買うだけの財力や、着込むだけの筋力に不安があれば、愛用の革鎧を加工してみるのも良いかもしれません。ラメラー・アーマーはひとつの選択肢として価値はあるはずです。

種別
武具
種類
防具/胴鎧
表記
鉄片鎧
別称
スプリント・メイル/ラメラー
関連キーワード
スケイル・アーマー

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