レザー・アーマーとは、動物の革を加工して作った鎧を指します。大きく、ソフト・レザー・アーマーと、ハード・レザー・アーマーの二つに分けられます。
比較的安価で手に入りやすい革を利用しているので、多くの冒険者、下級兵士たちの防具として広く普及しています。
レザーアーマーの特徴として、体を動かしても大きな音が出ないという点が上げられます。そのため、シーフやレンジャーが好んで使います。また、体の動きを阻害しにくいいことから、俊敏さを武器とする軽装の戦士も着込んでいます。
精霊や魔法の源となる力が金属を嫌うという性質を持っているなどの理由から、魔法使いが唯一身につけることができる鎧としても扱われる場合も多くみられるようです。
形状としては胴体だけを守る形のものが多く見られます。シャツやベストのように着るもの、背中か胸側のどちらかを開いて着るもの、両脇腹の部分で分かれて肩部分でつながっているもの、完全に前後に分けられるもの、あるいはさらに胸や腹の部位ごとに分けられるもの、など色々なタイプのレザーアーマーがあり、もちろん、体の各部位に合わせた全身鎧としても登場することもあります。
気軽に手に入る革鎧ですが、その防御効果は意外と高く、多少の攻撃は防いでしまいます。軽い剣打程度なら簡単に耐えることができます。
レザーアーマーは、砂漠や極寒の地の住人などにもよく使われています。
金属鎧のように、砂漠の日差しに焼けることもなく、冷気によってうっかり触れなくなるようなこともなく、過酷な地での疲労を避けられるからです。こうした地域では上級騎士たちも高品質のレザー・アーマーを愛用します。