我が領民を傷つけることは、たとえ国王だとしても許さん!

領主の義務と責任

 領主は、王意に背くようなものでないかぎり、自由に統治する権限を与えられています。

 定められた額以上の税を取り立てることも、可能であれば許されています。 そうやって私腹を肥やす貴族も多くいます。

 税をとりたてれば当然、それを都まで運ばなければいけません。それも領主の仕事のうちです。 税を運ぶ道中には恐ろしい怪物や、山賊などとの遭遇も考えられます。 都から護衛の兵が派遣される場合もありますが、たいていは領主の抱える兵がその任につくようです。

 軍をもたない領主はその都度、冒険者や傭兵を雇って護衛にあたらせます。 運悪く、集めた税を失うなどということがあれば、大変なことになります。 再び徴収できれば良いのですが、それが叶わなければ、領主はその地位を失うかもしれません

 また、領主には、領民を守るという義務もあります。 災害時には率先して人手を割いて、救助や復旧に力を注ぎます。 侵略者や反乱、モンスターの襲撃などがあれば、これを撃退しなければなりません。 ときには領民たちの嘆願を聞き入れることもありますし、逆に都からの布令を領内に公布することもあります。 領内で起こった犯罪を解決したり、犯罪者を裁いたりすることも、領主の大事な仕事です。

 自分の利益のために、領民たちを圧政で苦しめる領主もいれば、産業が振るわず、財政難に苦しんでいる領主もいるようです。

 支配階級というのもなかなか大変なようです。

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