天と地をつなぐ場所

山/山岳地帯

とは、周囲と比べて盛りあがった土地のことを指します。

頂上から裾野へかけて森の広がる山もあれば、ごつごつとした岩山もあります。その土地によって様々な表情を見せています。寒冷地などであれば雪山、火山活動の真っ最中という山もあるでしょう。

険しい山々が連なる山岳地帯などでは、そう簡単には人間は踏み込める場所ではないでしょう。そのため、魔獣や幻獣、ときには珍獣たちにとってのパラダイスとなっていることもあります。まだ荒らされていない未知の遺跡や迷宮が見つかるかも知れません。

しかし、山は登るにつれて環境が大きく変わっていきます。天候も変わりやすく、また危険な地形もあり、旅をするには困難な場所といえます。街道などはできるだけ斜面を避けて造られていますが、それでもやむを得ず山を越えるルートは、いつの時代も難所として名を残すほどです。

とはいえ、好んで山地に住む者たちもいます。岩山であればドワーフたちが、森が広がっていればエルフや羽妖精などが、ゴブリンやコボルドのような妖魔、それに巨人たちも山で見かけることが多いようです。神に匹敵する力をもつ巨人や竜、あるいは闇の王を名乗る者などが好んで居を構えることもあります。

また、戦争においては山は天然の要害としても活躍します。山地が天然の要害として敵の侵攻を阻むわけです。砦や城で防備を固めている場合もあるでしょう。

山は信仰の対象としても登場します。やはり、周囲から際だつ地形というものは、自然に対する畏敬の念を思い起こさせる力があるようです。

神殿やほこらなどを建立し、神々や先祖の霊などが住む、あるいは天から降りてくる神聖な場所として扱われ、ときには立ち入ることさえも禁忌とする場合もあるほどです。

もしかしたら、魔王や闇の王を名乗る者たちが住みたがるのも、身を守るためもあり、そういった神秘性を抱くからなのかもしれません。

種別
地域/地形
関連キーワード
森/谷

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