暗く冷たい死の部屋

地下牢

地下牢とは、塔や城塞などの地下に設けられた牢屋です。建物の性質上、ほとんど石造りで、もちろん窓はありません。狭く、湿気でじめつき、床に敷かれた藁束も半ばくさりかけています。

まともな排水設備などもありませんから、汚物は垂れ流し状態で衛生状態も劣悪です。風も通りませんから空気は淀み、入れ替わることもないでしょう。こういった環境ですから、体力のない者は次々と死んでいくことになるでしょう。

壁には囚人を拘束しておくための手枷や足枷が備えられている場合もあります。

牢屋としてまともに機能している場所であれば、拷問室や看守の詰め所などが併設されている場合がほとんどです。もし、地下牢に閉じこめられるようなことがあれば、脱出はひどく困難なものとなるでしょう。

地下牢には、鉱山跡や自然の洞窟を利用して作られたものもあります。しかしどのような造りであれ、そこでの暮らしはひどい有様で、人間の尊厳などかけらほども残されてはいません。

大人しく仲間による救出を待つか、チャンスが来るのを気長に待つのがよいでしょう。運が良ければ、ひょっとしたら鍵を腰にぶら下げた看守が激務に耐えかねて居眠りをはじめるかもしれません。そのとき手元になにか細長い棒のような物が落ちていれば、あるいは……

種別
施設/建造物
場所
市街/野外/城内
利用状況
物語の主人公は比較的多く訪れる
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