プーカとは、森などに住む妖精の一員です。
人間の子供ほどの背丈で、少し細長い体型をしています。他の妖精族と同じく耳が尖っているので見間違えることはないと思います。
プーカはほとんど衣服を身につけていません。しかし、裸で暮らしているわけでなく、彼らには動物に変身する能力を持っており、普段は子馬などにその姿を変えています。
人里離れた場所ではプーカと思われる、長いたてがみの子馬が疾走するのがよく見かけられます。
プーカはわりと友好的な種族で、森などで出会った者に対して、友達になろうと接触してくることがあります。ただ、悪戯好きな性格なのか、動物の姿のままで声をかけてくることがあり、それに驚いて逃げてしまう旅人も少なくありません。害意を持ちさえしなければ、森の案内など何かしらの協力を惜しむことはないでしょう。
また、貧しい農村などに現れて、畑仕事などを手伝うこともあるようです。
おそらく、馬などに変身して馬車馬や農耕馬として手伝うのでしょうし、馬でなければ放牧犬として働くプーカもいるかもしれません。何らかのきっかけで、旅をともにするとなれば、馬やラバに変身して荷物を持ってくれるかと思います。
しかし、どうせならペガサスになってもらって山々をひとっ飛び、というのも悪くないかもしれません…