暗闇が覗く眼窩に、いったい何を見るのでしょう

スケルトン

スケルトンとは、ゾンビと並ぶアンデッド・モンスターの定番として登場する肉のない骨だけとなってしまった生ける死者です。

姿は完全な骸骨です。まれに、ボロボロではありますが生前に身につけていた衣服を着ている、というか、骨に絡ませているスケルトンもあります。

なまじ肉が残っていないだけに、胸が悪くなるほどのおぞましさこそないものの、白骨が動き回るという姿には、独特の気味悪さを感じるでしょう。

スケルトンはゾンビーなどと同じく、この世への未練や他者による魔法、あるいは呪いなどの負の生命力によって行動します。

ゾンビとの違いは、肉が残っているかどうかという点でしかありませんが、腐肉という制限から抜けだして、多少ですが生前の俊敏さを取り戻している者もいます。

霊体が乗り移ってる場合などをのぞいて、魂も知性も持ち合わせていないという点もゾンビーと同じでしょう。

スケルトンを退治するには、動きを止めるまで骨を砕くのが一番です。対処のしやすさから雑魚モンスターとしての扱いが多いと思われます。

骨を材料としたボーン・ゴーレムというものがありますが、こちらは「骨」という一種の死の象徴を強調した姿を生かしたゴーレムで、アンデッド・モンスターではありません。間違えてターンアンデッドを唱えてしまわないようにしましょう。

人間族のスケルトンが最も多く、エルフやドワーフ、ゴブリンなどの骨が動き回る光景はほとんどみられません。このあたりは現世との関わりの強い種族だから、というのが理由でしょうか。骨になってしまえば区別が付かないだけかもしれませんが。

種別
モンスター
種族
死霊/不死生物
関連キーワード
ゾンビー/ゴースト/アンデッド

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