轍は続くよ、どこまでも

乗物

ファンタジー世界にも乗物があります。それらの多くが生き物の力を借りて動いています。

もっとも一般的な乗物は、馬やロバ、砂漠地帯ではラクダなどの乗用動物です。なかには乗用トカゲや乗用ドラゴンなどもあるでしょう。さらに彼らの力を借りた、車というものがあります。馬車や荷馬車、竜車などですね。

通常は馬ですが、山間部や重い荷物がなどがある場合はロバを、砂漠地帯などではラクダ、というように使い分けされます。

さて、馬車には旅人を乗せて街道を行き来する乗合馬車というものもあります。これは幾人かが乗り合わせる、現代の高速バスのような仕組みです。

大きな都市では、街中を走る辻馬車というものがあります。これは市街地を巡回している、現代のタクシーのようなものです。こうした馬車を利用するにはそれなりの費用が必要ですが、田舎の方では何軒かに1台は持っているので、お互いに貸し借りをすることもあります。

馬や馬車などは、自転車やオートバイ程度の感覚で、誰でもが気軽に乗れるものです。もっとも、都会の人間にはそんな機会は少ないようですが。

海や河川、湖では船が用いられます。簡単な渡し船から、巨大な客船までそれらが活躍する機会は多くあります。漕ぎ手を乗せたガレー船、風の力で進む帆船が一般的でしょう。また、カヌーや筏なども頻繁に利用されます。

河川や湖などの上に造られた水上都市などでは、生活の足としてゴンドラという小舟が登場します。これには、櫂などで漕ぐ人力のものもあれば、何らかの水棲生物などの力を借りたものもあります。

地上を行き来するのはもっぱら馬車などの車ですが、空の旅には飛行船が使われることが多いようです。

浮き袋には、浮遊の魔法を込めた空気が詰まっており、つるされたゴンドラには簡単な仕組みのプロペラが備えられています。登場する世界によって、古代の秘宝として扱われたり、逆に日常の乗り物として頻繁に利用されたりの違いはありますが、そこそこの活躍は見せているようです。

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馬車/竜/馬

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