ワイバーンとは、飛龍とも呼ばれる大型の爬虫類モンスターです。大きさは10mくらいでしょうか。山岳地帯や森の奥の洞穴などに住みついていることが多いようです。
竜族の下位種・亜種であるという説もありますが、竜とワイバーンはまったく別の生物とされています。ですから炎なども吐きませんし、知能も低いらしく魔法も使わないそうです。
ドラゴンと似ているとおり、トカゲを思わせるフォルムをしています。コウモリのような巨大な翼と鋭い爪のついた後ろ脚が特徴的です。しかし、前足はありません。鳥などと同じく翼に進化させているようです。また、ワイバーンの尻尾には毒があるとも言われています。体表に鱗があるものもないものも存在しているようですが、どちらかといえば鱗をもたないものの方が多くみられます。
ワイバーンは飛龍の名にふさわしく、風を切り裂いて飛行する姿は、最速を誇るとされる風竜にも劣らないでしょう。
ドラゴンとは違い、ワイバーンは人間の言葉を解しません。竜語くらいなら話す可能性はあるかもしれません。
かなりの強さを持った魔獣であることから、ワイバーンを倒した者は、「ワイバーンスレイヤー」など勇者として称えられるでしょう。あるいは、手懐けることができれば、「ワイバーンライダー」として名をはせることも可能かも知れません。