よいかね? 剣術の極意とは……

剣士

剣ほど多くの戦士に好まれ、広く使われる武器はありません。 剣が戦いの、そして戦士の象徴だからです。

どのようなタイプのものであれ、剣の使い手を一般的に、剣士と呼びますが、この言葉はとくにレイピアなどの使い手や正式な剣術使いなどに対しての肩書きであることがほとんどです。 この場合の剣術はどちらかといえば剣道と言った方が近いかも知れません。 というのも剣士の多くがそれを、生き残るための技術ではなく、心身を鍛えるための道として身につけているからです。

ですから剣士が用いる剣術は、基本的には怪物相手のものではありません。 多くの剣士たちの目的は、ただひたすらに剣の道を究めようとするものや、せいぜいが、剣の腕で世の中を渡っていこうというものです。

そのため、戦う術というよりは礼儀作法や教養の部類に入れられるものでしょう。 とはいえ、彼ら剣士たちは自分の剣の腕に誇りと自信を持っています。 いざ戦う際にも卑怯な振る舞いを避け、剣によってのみの正々堂々とした決闘を好みます。

このように、冒険者の戦士などとは違って旅に出ることもない剣士たちの服装は、一般の人々と大して変わりません。 基本的には軽くて動きやすい服を好みます。 剣は腰に吊しています。 宮殿に出入りするほどの人物ならば、見た目もやはりそれなりに気を遣っていることでしょう。 おそらく、貴族と変わらない格好をしているかと思われます。

本来、冒険や戦とは無縁の剣士ですが、なかには名声を得るためや武者修行のための旅に出る者もいます。 そういった場合でも、彼らは重い鎧などは身につけません。 戦場にもよりますが、せいぜいがレザー・アーマー程度でしょう。

剣士の仕事

きちんとした礼儀作法などを身につけていた剣士の中には、宮廷に招かれ、顧問剣士や、剣術指南役といった役職に就く者もいます。

現役を退いた剣士は、故郷で道場を開き、子供たちに剣術を教える生活をすることも多いようです。 そして、そのなかから新しい未来の剣士が誕生していくのでしょうね。

種別
職業
系統
戦士
関連キーワード
戦士/レイピア/騎士

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