新玉の年立ち返る朝には若柳水を汲みそめにけり

若水

細かな決まりもありますが、大まかにいえば若水とは、新しい年の朝一番に汲んだ水を指します。 この水は一年の邪気を払うとされています。

新年の朝に汲む、という手順(儀式)によって魔力を付与された一種のポーションといえます。

自然に宿る神々、あるいは精霊や気による浄化の力を帯びているようです。 そのため、死霊や悪魔などを払う力を持っています。 使い方としては聖水などと同じように、直接振りかけたり、魔術の触媒として用いられます。

若水は手にはいる機会が少ないためか、あまり登場する機会も多くありません。 しかし、元旦でなくとも朝一番の水、というのもわずかながらの魔力を帯びているため、 早起きさえできればいつでも代用品は手に入れることができるでしょう。

若水に限らず真新しいもの、初物というのは縁起の良いものであり、神聖なものであるという考えはどこにでもあります。

新しい日記帳、OSの再インストール、新品のランドセル、今度こそ!のダイエット器具。気分も新たに出発、再出発しようという気持ちを形としてあらわしたもの。そのひとつが若水といえます。

種別
道具
種類
呪物
関連キーワード
聖水/ポーション/若水むかえ

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