ナイフとは、短剣のことを指しますが、 同じ短剣であるダガーよりももう少し生活に密着しています。
ナイフは、様々な形状のものがあります。 ほぼまっすぐな片刃の刀身、比較的広めにとった身幅、 握りやすいように形作った束をしているのが一般的です。
こういったナイフは、とくに狩猟を生業としているものたちに愛用されています。
料理皿に乗った肉を切り分けるなどに用いるナイフもあります。 こちらはかなり小振りに作られていています。
フォークを持たない社会では、 料理を口まで運ぶのはナイフか、または手づかみです。 液体ならばスプーンを使いますが。
国や地域によっては、町中でのナイフの所持を禁止していることがあります。 ひとたび喧嘩などが起これば、すぐさま刃傷沙汰になるからです。
しかし、これはナイフが武器としての有用性を備えているという証でもあり、 旅人の護身用の武器として、 傭兵や冒険者の最後の武器として用いられることも多くあります。
とくに冒険者などは、不測の事態に備えて必ず1本は所持しているようです。