卑怯な振る舞いは、私の望むところではない

騎士

騎士とは、個人もしくは組織などに忠誠を誓い、その称号と位を授けられた者を指します。 忠誠の対象はときに抽象的な場合もあり、たとえば自由や正義、国家に対しての忠誠、といった具合です。

騎士は一般的に、彼が仕える主君からその位を受けますが、それを授かった瞬間から、貴族の仲間入りを果たすことにもなります。 領地や爵位がもらえるかどうかはまた別の話になりますが。

貴族の一員としての立場から、彼らは武術だけでなく、宮廷での礼儀作法や教養を身につける必要があります。 おそらく、粗野な傭兵や荒くれ冒険者から、騎士貴族社会に踏み込んだ者は色々と苦労することになるでしょう。

騎士はまた、自分だけでなく主君の名誉を重んじます。 普段は無用な争いを避ける大人しい騎士も、それを汚されそうな時には命がけで戦うでしょう。

卑怯な振る舞いや臆病を嫌い、いつも正々堂々と戦いを挑み、弱者を助けるために剣を振るう騎士のその姿に、いつの時代も子供たち(とくに男の子たち)の目にはまぶしく映るようです。

正式な騎士には従者が付くことが多いのですが、この従者というのも騎士を目指す少年や若者です。 主人である騎士の身の回りの世話をしながら、騎士としての振る舞いや考え方を養っていくわけです。

修行のため、仕えるべき主を探すためなどの理由から、冒険の旅にでる騎士がいます。 貴族としての態度が強ければ、つい高圧的になったり、自己中心的な考えにも陥るでしょう。 また、法と正義に忠実で名誉を重んじるということは、頭が固くて融通の利かないということでもあります。 思わぬところでトラブルを起こすこともあるでしょうが、しかしそれが旅の醍醐味といえれば、たぶん楽しいと思います。

種別
職業/称号/階級
系統
戦士/貴族
関連キーワード
騎兵/騎士の誓い/騎士への道

◆ ページの先頭へ戻る

はれにわ文庫

QLOOKアクセス解析