ブラウニー

Brownie

家に住み着いた精霊

ブラウニーとは、ぼさぼさの髪としわくちゃ顔の老人の姿をした小人妖精です。

精霊の一種として登場することがありますが、他の精霊と違って、家屋に宿る存在として扱われています。 その家の住人が頼めば、夜中の間に家事を手伝ってくれることもあるようです。 しかしその願いは、家の中の、それもできれば簡単な用事に限られています。 「どこからか大金を持ってきてくれ」とか「家の改築を頼む。そうだな、屋根はアールデコ調で柱はドーリア式のごっついヤツを、床は上等の畳に張り替えて…」などと頼んでも無駄になるでしょう。

それ以外では、洞窟や古城に住み着く精霊として登場することもあります。

ブラウニーは大人しい精霊ですが、望まぬ侵入者などに対して、ポルターガイスト現象のように家具や置物などをぶつける事など攻撃的な一面も持っているようです。

ブラウニーが去るとき

人間の作ったものは案外、あっけなく自然の力に飲み込まれてしまうようです。 人家に宿るブラウニーはその家の住人がいなくなるといつの間にか去ってしまい、そしてブラウニーのいなくなった家屋はやがて朽ち果てていきます。 建物を保護する代わりに、そこの住人から何らかのエネルギーを得て生きている精霊なのかも知れません。

種別
モンスター/幻想世界の住人
種族
精霊/妖精
関連キーワード
座敷童/精霊

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