Admission fee
木戸銭とは、芝居や見せ物など興行の入場する際に支払う代金をいいます。 値段としては非常に安いものですが、その代わりに一番安い席、または立ち見席が割り当てられます。
団体での見物や、料理を広げながらくつろげるような上等な席でゆったりと見物する場合は木戸銭ではなく、桟敷代を払うことになりますが、こちらは多少値がはるようです。 懐の具合や状況に応じて使い分けるといいでしょう。
わずかな額としても金銭を払うのが惜しいという客もいて、ときどき木戸番の目を盗み忍び入ることがあります。 それを防ぐための工夫もあるようですが、まんまと青田を切る客も大勢いるようです。 あまり褒められた行為ではないので、たとえ冒険の途中であったとしても緊急を要する場合などでない限りは正規の支払いを済ましておくべきでしょうね。