Classification method
ひとくちに魔法と言っても、そこには様々な種類があり、その分類方法も様々です。 根底に流れる自然の法則は一定でも、人間やそれに準じる種族が明示的に行使できる魔法がたくさん登場する世界もあります。 絶対的なルールではありませんが、おおまかな分類は以下の通りです。
魔法の力をどこから調達するか、その提供元による分類で、魔法の存在そのものにも関わる重要な部分です。
大まかに、おそらくハイリスクハイリターンとなるであろう、神や悪魔といった高位の存在、それよりも幾分かは御しやすい下級悪魔や死霊、神霊といった下位の存在、自然界に宿るとされる精霊、マナや魔力物質などの魔法元素など。
この違いによって、神聖魔法や元素魔法、精霊魔法というような魔法の系統や種類が出来上がることが多いようです。
これは魔法の発動方法の違いによる分類です。
呪文の詠唱やルーン文字といったそれ自体が持つ意味そのものが発生要因となる言語、図形や模様などの形状の情報の組み合わせである紋様、印を結んだり舞踊といった術者の動作、頭の中に思い描くイメージや強い意志などの想起などがあります。
多くの場合、単体では発動せず、複数の要素が組み合わさってひとつの魔法・術は構成されています。 しかし、神の名、呪いの邪眼、ピースサイン、ブランドロゴなど、単体で十分な魔力、願いが発現するものも存在しています。
発動した魔法がどんな属性、性質を持っているかという視点からの分類です。 このあたりは相性や相乗効果などの演出がしやすく、ゲームなどでの方がおなじみでしょう。
四大精霊などで有名な四元素、四元素と似て非なる木,火,土,金,水の5つの気による五行、光と闇あるいは白と黒というような二極バランスなどがあります。 この他にも、全くの無属性の魔法も存在していますし、火水風地の他に、光、雷、冷気、闇、聖などさらに細分化されている場合もあります。
それぞれの要素はそのファンタジー世界の自然の法則でもあるため、基本的には同時には成立していないようです。 しかし、現実世界でもそうであるように、地域や文化によっての事象のとらえ方の違いでしかないこともあります。
力の源 | 高位の存在 下位の存在 精霊 魔法元素 |
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発生要因 | 言語 紋様 動作 想起 |
属性 | 四元素 五行 二極バランス その他 |
魔法の発動効果による分類などもあります。 攻撃魔法、間接攻撃魔法、防御魔法、回復魔法、という分類です。 また、ファ事典で取り扱う呪文の紹介では、その魔法がもたらす効果と性質から、破壊、変化、催眠、解除…というような分類をしています。