ソフト・レザー・アーマーとは、 革鎧の類の中でも柔らかい革を使ったタイプの鎧です。
狩った動物からはぎとった毛皮を適度に裁断しながら、 そのまま身につけたものもレザーアーマーに含まれる事もありますが、 たいていは、なめした革を加工して作った鎧を指します。
なめしとは、草木に含まれるタンニン(渋汁ですね)液に生革を浸して、 乾燥による硬化を防ぐものです。 これにより、耐水性を持たせることもできるので、丈夫で長持ちする防具を作ることができます。
ソフトレザーアーマーは、衣服としての重要性もあり、 日々の生活の中で気軽に用いられています。 これも安く手に入るからですが、反面、基本的には染めにくい素材ですので、 ファッション性はそれほど高くはありません。
ソフトレザーアーマーはとくに、盗賊稼業の者に好まれています。 体の動きを邪魔せず、金属鎧のようにガチャガチャと音を立てないので、 隠密性を損なうことがないからでしょう。