ドワーフは、岩妖精などとも呼ばれる種族です。 背が低く、手足が短く、ずんぐりむっくりとした体型が特徴です。 しかし、その体は脂肪ではなくて、強い筋肉で覆われています。
口元にたくわえた豊かなひげもドワーフたちの自慢です。 このひげは女性も生えていることもあるそうです。
ドワーフは酒飲みとしても有名です。 強い蒸留酒を樽一杯飲み干してもけろりとしています。 手足があるのがドワーフで、ないのが酒樽だ。だとか、 ドワーフに噛みついた獣が二日酔いになった。 …などと言われているくらいです。
ずんぐりした体型が災いし、走る速度などはかなり遅いのですが、 決して愚鈍なわけではありません。 その腕力体力を生かして戦士の道を歩む者もいます。
ドワーフはまた、その体つきからは想像も出来ないほどに手先が器用で、 細工職人としても優れた腕をもった者も多く見られます。
ドワーフたちは、坑道や洞窟に住むこともありますが、 なかには街を造って暮らす者たちもいます。 きっとその街は随所に美しい細工が施された、 素晴らしい景観をもつ町並みでしょう。