灼熱の魔神

イフリート/エフリート

イフリートとは、砂漠などの地域に登場することの多い魔人です。魔神、悪魔、精霊など様々な役割で活躍しています。

魔神としてのイフリートは様々な魔術に長けており、とくに炎を自在に操ることができるようです。

性格はどう猛で怒りっぽく、攻撃的で、厳つい顔の巨人の姿をしています。

イフリートは、まれに壺やランプに閉じこめられている場合があります。魔術師が使役するためか、勇者に退治されたのか、神から罰を与えられたのか、様々な理由から封印されているようです。

解放をしてくれた者の願い事を叶えてくれる、という話もあります。

しかし、短気な性格からなのか、最初に開けた者を食ってやろう、などと考えている可能性が考えられます。封印を解く際にはよほど注意しておくか、逆にやり込められるだけの知恵と機転が必要になるでしょう。

イフリートにはまた、サラマンダーと同じく火の精霊としての重要な役割があります。この場合は、全身を炎で包んだ姿で登場することが多いようです。

サラマンダーと同じといっても、それよりもさらに上位の精霊、あるいは精霊の王として力を持っているなど、強力で強大な存在感を示しています。

精霊使いや召喚魔法に長けた魔術師によって呼び出されるわけですが、下位の精霊を使役するのとは違い、気軽に応じてもらえるような相手ではありません。

神を召喚するのに匹敵するくらいの術や、術を行う者の能力が必要となります。

しかし、ひとたび呼び出されれば、あたり一面は火の海と化すでしょう。

イフリートの攻撃手段としては、炎の魔法や自身が火炎嵐となって暴れ回ることです。逆に、火炎による攻撃はまったく効きませんし、敵が使役するサラマンダーすら支配してしまいます。通常の武器では傷ひとつ付けることもできず、並の戦士や魔法使いでは太刀打ちできません。

どのような姿で登場するにせよ、うっかり怒らせようものなら、集落のひとつやふたつは簡単に焼き滅ぼすだけの力を備えています。

それだけに、イフリートの力を借りる場合には注意する必要があります。ぞんざいに扱えば、火傷では済まないでしょうから。

名称
イフリート/Efrit
関連キーワード
サラマンダー, ジン

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