エリクサーとは、ファンタジー世界に登場する魔法の薬品のひとつです。小ぶりのビンに入った神秘的な色の液体として登場することが多いようですが、おぞましい色彩のポタージュのようなエリクサーもまれに見られます。どちらにせよ、飲み薬として扱われているようです。味は不明です。
怪我や病気を癒す回復薬や、あるいは錬金術に関わる重要な要素としてなど、その扱われ方には違いがありますが、共通しているのは希少で価値のある薬品だという点です。
回復薬としてのエリクサーはポーションの一種で、体力気力魔力が回復し、さらには肉体の異常さえも治してくれるほどの効能を持っています。ここまでの万能効果が発揮されない場合も、少なくとも瀕死の状態からも復活できるだけの効力は秘めているでしょう。
作品世界によっては魔法薬を取り扱う店であれば、値は張りますが気軽に購入できるようです。しかし基本的には、非常に貴重な品です。
錬金術の世界に登場するエリクサーは、賢者の石を用いて作られる液体です。あるいは、賢者の石そのものだとも言われています。飲めば不老不死を得るとされていますが、その製法については多くの錬金術師が研究を続けていますが未だに明かされていません。
魔術師達や薬師たちが代々受け継いできた門外不出の技によって生み出されるからでしょう。呪文と同じく、適切な状況で用いるべきです。こういった品を手に入れるだけではなく、使いこなしてこそ一人前の冒険者だといえます。