亜人種とは、人間以外の種族で、外見、内面ともに人間とそれほど差異のない種族をいいます。亜人種、という種族がいるわけではありません。あくまでも人間族から見た一方的な解釈です。なので、そう呼ばれるのを嫌う種族もいるかもしれません。
有名なところではエルフ族はドワーフ族が上げられます。彼らは独自の文化や風習、考え方を持ってはいますが、人間たちとその暮らしぶりは大きく変わらないと言えるでしょう。
同じ人型でも、リザードマンやゴブリン、オーガーといった種族などは竜族、妖魔、巨人というようにそれぞれ別々に扱われ、人間に近い種族として登場することはあまりないようです。生活様式や、ときには生態そのものが大きく違う点がその理由だと思います。
作品世界によっては彼らも人間社会にまじって生活を営んでることもあって、その場合は亜人種として扱われているようです。
亜人種は、ゲームで言えば主人公キャラとして選択できるなど登場する機会も多く、とても身近な存在といえます。
しかし、注意しなければならないことは、彼らがどれだけ人間に近いといっても、あくまでも違う種族であるという点です。
彼らには彼らの独自の倫理や規範があり、考え方も表現方法も違うことがあります。同じ人間族と同じように付き合えば、大きな誤解や思いがけない衝突が起こることもあり得ます。違いを認め尊重し合って付き合っていくのが望ましいでしょう。
亜人種と呼ばれる種族の多くは、人間の勢力に押され気味ではありますが、しかし決して劣っているというわけではありません。人間族の多くも、古い歴史を持つ彼ら対して畏敬の念を抱いています。
さて、問題は彼らの方が人間族をどう見ているか、なのですが……