ファンタジー世界の武器

片手剣

ショート・ソード

全長70-80cm、身幅3-5cmほどのまっすぐな両刃で片手持ち、歩兵用の刀剣として14~16世紀に活躍。集団戦、乱戦に適している。

ロング・ソード

全長80~90cm、身幅3cm前後のまっすぐな両刃の片手剣。騎兵が用いるものは馬上から突くためにとくに鋭くつくられている。

レイピア

全長80~90cm、身幅2~3cm。切ることもできるが突き刺す用法に特化した剣。重い鎧が廃れ、フェンシングと呼ばれる剣術の発展とともに普及。

ブロードソード

全長70~80cm、身幅3~4cm。レイピア全盛時代のなかで、より実戦的に切るための広い刃を持つ。

バスタードソード

全長120~150cmほど、身幅3~4cmのまっすぐな両刃。柄の長さが拳ひとつと半分の長さがあり、片手でも両手でも扱える。13~17世紀に活躍。

ファルシオン

全長70~80cm、身幅3~4cmで先端にいくにつれ幅広くなり5~7cmほど、刀身全体が反っている場合もあるが基本的には棟はまっすぐで、切り刃にカーブをつけられている。

サーベル

全長70~120cm、身幅2cm前後のものが一般的。騎兵が使うように軽く、長く作られた剣。用途にもよるが、基本的には片刃で湾曲した刀身をもつ。16~20世紀のヨーロッパで軍用刀剣として用いられた。

シャムシール

ペルシアの湾刀。全長は80~90cm、1mを超える大きなものも存在する。身幅は3~4cm。緩やかに湾曲した片刃の片手剣。

タルワール

16世紀インド生まれの片刃の湾刀。階級によらず広く普及した。

ショーテル

刀身がＳ型、あるいは？型に湾曲したエチオピアの刀剣。全長80cm前後、身幅1.5~2cmほど。片手用の両刃剣。大きく湾曲した刃によって楯を越えて攻撃できるという構想の武器。

カットラス

全長50~70cm、身幅4~5cmほどの緩く湾曲した幅広の刀身をもつ。切り裂くための片刃の刀身の先端から1/3は両刃状になっており、刺突攻撃も可能。18~19世紀の船乗りたちによって船上で活躍。

コピス

全長50~80cm、身幅4~5cmほどの刀身は途中でクランク状になっており、斧のような形状をしている。

両手剣

ツーハンドソード

全長200cm近く、両手用の大剣でもちろん歩兵が使った。ドイツで生まれ、スイスでも活躍。ツヴァイハンダーとも。

クレイモアー

全長120cmほど、身幅4cm前後、大剣ながら切れ味の良い刃をもつ両手剣。スコットランドの精鋭、ハイランダーが用いたことで有名。時代的には重い鎧が廃れた後の16世紀ごろに大活躍。刃の方向に向かって斜めに傾斜した鍔と、その先についた三つの輪のような飾りが特徴。

フランベルジュ

「フランボヤワン」、炎の形。全長120~150cmの両手剣。身幅4~5cmの剣身は波打った形をしていて装飾的であり、また、切り傷を深くする。17~18世紀に活躍。

グレート・ソード

斬馬刀など。ここでは、ツーハンドソードよりもさらに大きな、あるいは長い大剣を指す。身の丈を越える剣身、常識外の身幅、厚みなどとにかく規格外な代物。

タック

全長100~120cm、2cmほどの径の針状の剣身。刺突戦法専用で、14~15世紀ごろに活躍。チェインメイル、プレートメイルなどを貫いた。

刀剣・その他・特殊な剣

ツインブレード／ダブルセイバー

全長150~200cmほど。柄の両端から刃が伸びる形状。剣身は両刃、片刃、まっすぐなもの、湾曲したものなど様々の種類が見られる。おもにフィクションの世界で活躍。

魔剣

ソード／剣